ケアマネの休日について

ケアマネは、介護を必要としている人の相談に乗ったり、施設の関係者との調整など、介護サービスが円滑に行われるように、間に立つような役割を担っています。
そんなケアマネとして働くうえで、気になってくるのが休日ではないでしょうか。

実際ケアマネはかなり幅広い仕事を担当するだけでなく、そのほかにも介護職員としての仕事が入る場合があります。
そんな背景から、ケアマネは年中忙しいイメージがありますが、施設におけるケアマネの労働時間は基本的に平日の日勤がメインとなり、一般的な企業のお休みと大差ありません。

ただ、休日はそれぞれの施設における休日制度に準じるものとなります。しかしながら、担当している利用者の容体が急変したという場合には、すぐに対応しなくてはいけないため、携帯電話を肌身離さず持っていないといけないこともあります。

さらに、利用者のケアプランについて、利用者本人を加えて利用者の家族や施設関係者などと話し合うためのミーティングも実施することがあります。もちろん人が集まらなくては意味がないため、平日よりも土日に開催されることが多く、その場合は土日に働く形になるでしょう。

また、大型連休ですが、これも施設によるとしか言えません。
在宅介護サービスが中心であれば、お盆や年末年始は同じように休みを取れる可能性がありますが、365日対応している施設では、当然休日など関係なく仕事が入ってきます。緊急時でも対応しなくてはいけないため、ほぼ休日は取れないと思った方が良いでしょう。
もしも、そうした現場でしっかりと休みを取りたいのであれば、確実に休む日を告げておき、事前にそれまでの仕事を完了させておく必要があります。

介護の世界でキャリアを磨くために、ケアマネを目指す人は少なくありません。ただ、実際ケアマネは全体を統率するようなマネジメント的なポジションであるため、誰もがそう簡単にこなせるものではありません。
自分に合っているかどうかを見極めるために、資格取得前にきちんとケアマネの労働事情は調べておきましょう。